「副交感神経を高める」だけが正解ではない|どちらも働いているのが良い状態

「『副交感神経を高める』だけが正解ではない/どちらも働いているのが良い状態」の見出しとバーの図

「自律神経を整えるには、リラックスが大事」

よく聞く話です。深呼吸をして、ゆっくり休んで、副交感神経を高める。もちろん大事なことなのですが、それだけでは戻りにくい場合があります。

この記事でお伝えすること

  • 良い状態とは、交感神経も副交感神経も、どちらもよく働いていること
  • いま多いのは、両方の働きが落ちて、相対的に緊張側が高いままという状態
  • だから「休むだけ」だと、切り替わる力そのものが戻りません
  • 大事なのはメリハリ。動くときは動く、休むときは休む
  • ただし、順番があります

どちらも働いているのが、良い状態です

自律神経には、大きく2つの働きがあります。

  • 交感神経/活動しているとき、緊張しているとき
  • 副交感神経/休んでいるとき、眠っているとき

「交感神経は悪者で、副交感神経を高めればいい」と思われがちですが、そうではありません。理想は、どちらもしっかり働いていて、場面に応じてスムーズに切り替わることです。

アクセルとブレーキに例えると分かりやすいかもしれません。どちらもよく効くから、安心して走れます。ブレーキだけ強くしても、良い車にはなりません。

いま多いのは「両方とも落ちている」状態

ここが大事なところです。

「ストレスで交感神経が高ぶっている」とよく言われますが、実際には、副交感神経が下がっているうえに、交感神経もそこまで強く働いていない。両方の働きが落ちていて、そのなかで相対的に緊張側が高いという状態が、じりじり続いている方が少なくありません。

この状態のときに「とにかく休もう」としても、切り替える力そのものが落ちているので、戻りにくいのです。休んだのに疲れが抜けない、という感覚は、ここから来ていることがあります。

理想の状態は交感神経も副交感神経も高く、いま多い状態は両方低くて相対的に緊張側が高いことをバーで比べた図
アクセルもブレーキも、よく効くから安心して走れます

だから、メリハリをつける

やることはシンプルです。

  • 動くときは、きびきび動く
  • 休むときは、スイッチを切ってしっかり休む

一日じゅう、なんとなく気を張ったまま、なんとなく休む。これがいちばん切り替わりません。山と谷をはっきりさせることが、そのまま自律神経を働かせることになります。

交感神経の側を引き上げるには、体を動かすのがいちばん確実です。心拍が上がり、呼吸が速くなり、体温も上がる。仕事で気を張っている状態とは、質がまったく違います。

動く・休むがはっきり分かれたメリハリのある一日と、ずっとなんとなくで切り替わらない一日を比べた図
山と谷をはっきりさせることが、そのまま働かせることになります

「休んでも抜けない」が続いている方へ。メグルでは、まず体の状態を確かめるところから始めます。眠りや日中の過ごし方も一緒にうかがいながら、無理のないところを探していきます。

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ただし、順番があります

「じゃあ運動しよう」と、いきなり走り出さないでください。

体に力が入ったまま、崩れたまま動かすと、崩れの方が進みます。これは整えてから動かすでお伝えしたとおりです。

自律神経についても同じで、整えてから、動かす。とくに、普段あまり汗をかかない方は、いきなり強い運動をするより、まず体の状態を整えるところからのほうが無理がありません。

順番はこうです。

  1. まず、力が抜ける状態をつくる
  2. そのうえで、体を動かして交感神経の側を引き上げる
  3. 動いたぶん、休むときにしっかり切り替わる

今日からできること(ひとつだけ)

休むときに、はっきり「休む」と決める。

スマホを見ながら、テレビをつけたまま、なんとなく座っている時間を、
5分でいいので「なにもしない時間」に変える。座って、息を吐いて、肩を下ろすだけで構いません。

長く休むことより、「いま休んでいる」とはっきりさせることのほうが、切り替えには効きます。

一日のなかでの具体的な作り方は、メリハリのある一日が、いちばんの自律神経ケアにまとめました。

まとめ

  • 良い状態はどちらもよく働いていて、スムーズに切り替わること
  • いま多いのは両方落ちて、相対的に緊張側が高いまま
  • 休むだけでは切り替える力が戻らない
  • だからメリハリ。動くときは動き、休むときは休む
  • ただし整えてから動かす。汗をかき慣れていない方はとくに

しっかり動けて、しっかり休める。それが「健康のことに悩まされずに、生涯、元気で楽しく自由に動ける体」の土台だと思っています。

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※整体施術は医療行為ではありません。症状の診断や治癒をお約束するものではありません。強い倦怠感や不調が続くときは、医療機関にご相談ください。

コメント

“「副交感神経を高める」だけが正解ではない|どちらも働いているのが良い状態” への1件のフィードバック

  1. […] 前の記事でお伝えした「メリハリ」を、実際の一日にどう落とし込むか […]

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