肩がこると、決まって頭も重くなる。
夕方になると、肩の張りと頭の重さが一緒にやってくる。「今日は両方きたな」と思いながら、肩をもんで、その場をしのいでいる。そんな方はいませんか。
この2つが毎回セットで来るなら、別々の問題ではないかもしれません。
結論から言うと、顎(あご)・頭・肩が一緒につらくなりやすいのは、顎を動かす筋肉が、こめかみから首の横までつながっているからです。食いしばりのクセで顎まわりに力が入り続けると、頭の横と、首から肩にかけてが同時にこわばります。
肩こりからの頭痛がなかなか楽にならないときは、肩と頭だけをケアして、起点の顎まわりに力が残ったままになっていることが少なくありません。肩をもむのと一緒に、歯を離して顎の力を抜く。そこから始めてみてください。
この記事でお伝えすること
- 肩と頭がセットで来るなら、起点が同じことがあります
- 顎を動かす筋肉は、こめかみから頬、首の横までつながっています
- 食いしばりのクセがあると、その全部が同時にこわばります
- だから、肩だけをもんでも戻ります
- 自分で確かめられる場所が3つあります
- 肩こりからの頭痛が続くとき、医療機関に相談したいサインもお伝えします
肩こりからの頭痛が治らないのはなぜ? 肩と頭だけをケアしているから
肩こりは肩の問題、頭の重さは頭の問題。そう考えると、対処もそれぞれ別になります。肩をもんで、頭を休ませて。
それでも肩こりと頭痛がくり返すときは、次のことが重なっていることが多いです。
- ケアしているのがつらい場所(肩・頭)だけ
- 食いしばりのクセは無意識なので、一日中続いている
- 顎まわりは自分では触らないので、力が残っていることに気づけない
でも、毎回いっしょに来るものには、たいてい共通の入口があります。
その入口としてよくあるのが、顎まわりです。日中、気づかないうちに奥歯を食いしばっていると、顎の筋肉は休めません。そのこわばりが、こめかみ(頭の横)と首・肩に同時に広がります。
メグルでも、肩や首の張りをみるときは、顎まわりにもそっと手を当てて確かめます。ご自身ではまず触らない場所なので、ここに力が残っていることに気づいていない方が少なくないからです。
なお、口が開きにくい、顎そのものが痛む、口を開けると音がする、といった場合は、まず歯科などの医療機関に相談してみてください。また、急に強い頭痛が来た、吐き気やしびれをともなう、これまでと痛み方が違うといったときは、整体より先に医療機関を受診してください。
顎まわりを自分でゆるめるやり方は、こちらの動画でお見せしています。あごの先の下と、耳の前(あごの関節)を押さえて、口をゆっくり開け閉めします。強く押さなくて大丈夫です。
顎の筋肉は、こめかみまで届いています
顎を動かす筋肉は、顎だけについているわけではありません。こめかみから頬にかけて広がり、首の横へとつながっています。
試しに、こめかみに指を軽く当てて、歯を軽く噛んでみてください。こめかみが動くのが分かると思います。顎の筋肉が、そこまで届いている証拠です。
ということは、顎まわりがこわばれば、こめかみも、首の横も、肩も、まとめてこわばります。肩と頭が同時に来るのは、そう考えると自然なことです。

前の記事でお伝えしたとおり、本来、上下の歯は離れているのが普通です。いま、上下の歯がくっついていませんかも、あわせて読んでみてください。
なぜ「盲点」になるのか
顎まわりが見落とされやすい理由は、はっきりしています。
- 顎そのものは痛くないので、意識にのぼらない
- 自分でもむとしたら、手が行くのは肩か首。顎は触らない
- 食いしばりは無意識なので、していることに気づけない
つらいのは肩と頭。でも、力が抜けていないのは顎。だから、肩をもんだ直後は楽になっても、しばらくすると戻ってしまいます。
もんだところは楽になるのに、しばらくすると戻る。この戻り方については痛いところだけ触っても戻るのはなぜ|全体と局所でも書いています。
今つらい方も、ご相談ください。メグルでは、肩や首の張りが続いているとき、顎まわりを含めて全体を確認していきます。ご自身では触りにくい場所なので、一度みてもらうだけでも違います。
自分で確かめる、3つの場所
強く押す必要はありません。指の腹でそっと触れて、左右の違いや、硬さを感じるだけで十分です。
- こめかみ/歯を軽く噛むと、ふくらむところ
- エラの上/頬骨の下、奥歯のあたり
- 首の横/耳の下から鎖骨に向かうライン
ここが張っていたり、左右で感じ方が違ったりしたら、顎まわりに力が入ったまま過ごしている可能性があります。
痛いほど押さないでください。確かめるのが目的で、ほぐすのが目的ではありません。強く押すと、かえって力が入ります。

今日からできること(ひとつだけ)
肩に手が行ったとき、いっしょに歯を離す。
肩がこったな、と感じて手が肩に伸びたその瞬間が、いちばん気づきやすいタイミングです。
そのとき、上下の歯が触れていないかも確かめて、触れていたら離す。ついでに息を吐いて、肩ごと下ろす。
肩をもむのをやめる必要はありません。もむついでに、顎も思い出す。それだけで、戻り方が変わってきます。
「気づいた瞬間がタイミング」という考え方は、座りっぱなしの日の、1分リセットでもお伝えしているところです。力を抜くこと自体については、「姿勢を正す」より先に、力を抜くもあわせてどうぞ。
よくある質問
肩こりからの頭痛が治らないとき、何科に行けばいいですか?
整体では頭痛の原因を見分けることはできないので、まずはかかりつけ医や頭痛外来など、医療機関に相談してください。特に、急に強く痛む、吐き気やしびれがある、いつもと違うと感じるときは早めの受診をおすすめします。そのうえで、肩・首・顎まわりのこわばりが気になるときに整体を使っていただく、という順番が安心です。
マッサージやストレッチをしても、すぐ戻ってしまいます
もんだ場所はその場で楽になっても、起点の顎まわりに力が残っていると、しばらくして戻りやすくなります。肩をもむときに歯を離して息を吐く、を一緒にやってみてください。すぐ戻る理由は痛いところだけ触っても戻るのはなぜで詳しく書いています。
整体で頭痛もみてもらえますか?
メグルでは頭痛そのものを診ることはできません。首・肩・顎まわりを含めた全体のこわばりを確かめて、力が抜けやすい状態に整えていくのがメグルの役割です。気になる痛みがある場合は、医療機関とあわせてご相談ください。
まとめ
- 肩と頭が毎回セットで来るなら、起点は同じかもしれません
- 顎の筋肉はこめかみ・頬・首の横までつながっている
- 顎は痛くならないので盲点になりやすい
- 確かめる場所はこめかみ・エラの上・首の横。そっと触れるだけ
- 肩に手が行ったら、いっしょに歯を離す
- 急に強い頭痛・吐き気・しびれがあるときは、まず医療機関へ
顎の力が抜けると、肩が下り、上を向くのも楽になります。すぐ戻る肩こりと頭の重さを、くり返さない体へ。行きたいところへ行けて、やりたいことができる体でいるために、まずは肩に手が伸びたその瞬間から。
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今つらいところがある方も、整えておきたいという方も承っています。
初回お試し(30分)¥2,980 / 整体(60分)¥10,000
※整体施術は医療行為ではありません。症状の診断や治癒をお約束するものではありません。頭の痛みが続くとき、いつもと違うと感じるときは、医療機関にご相談ください。
