カテゴリー: メグルの考え

20年後・30年後も好きなことを楽しめる身体へ。メグルが大切にしていること

  • 自分の感覚に気づけると、健康に振り回されなくなる|体の声を聞く方法

    自分の感覚に気づけると、健康に振り回されなくなる|体の声を聞く方法

    「疲れているのに、気づかないまま動き続けて、週末に一気に不調が出る」「なんとなく体が重い気がするけれど、そのまま我慢して一日を過ごす」。そんな覚えはないでしょうか。

    これは根性が足りないからではありません。自分の感覚に気づけていないだけ、というケースがとても多いのです。感覚に気づけるようになると、崩れが大きくなる前に整えられるようになり、健康のことに悩まされにくくなります。

    よく言われる「体の声を聞く」とは、肩の重さ・呼吸の深さ・お腹の温かさといった小さなサインに気づいて、その日の動き方や休み方を選ぶことです。方法はむずかしくありません。①いったん止まる、②決まった場所を確かめる、③今日の自分に合わせて選ぶ。この3つだけです。

    この記事でお伝えすること

    • 「体の声を聞く」とはどういうことか、その方法
    • なぜ、多くの人は自分の感覚に気づけないまま動いてしまうのか
    • 感覚は、意識しないと分からなくなっていくということ
    • 同じ人でも、その日ごとに「ちょうどいい」は変わるということ
    • 感覚に気づけるようになると、何が変わるのか
    • 今日からできること、ひとつだけ

    体の声を聞くとは? 方法は「止まる・確かめる・選ぶ」の3つ

    体の声を聞くとは、特別な感覚を身につけることではなく、毎日同じ場所を確かめて「いつもとの違い」に気づくことです。やり方は次の3つです。

    1. いったん止まる:手を止めて、ひと息吐く。動きながらだと、サインは見落としやすくなります
    2. 決まった場所を確かめる:肩は重いか軽いか/呼吸は浅いか深いか/お腹に手を当てて冷たくないか。毎回同じ場所にすると、違いが分かりやすくなります
    3. 今日の自分に合わせて選ぶ:重ければ少し休む、こわばっていれば少し動く。正解はひとつではありません

    メグルでも施術の始めに「どこがつらいですか」とうかがいますが、首や肩と答えた方の体を手で確かめると、背中やお腹まわりのほうが固いことが少なくありません。自分で気づいている場所と、実際にこわばっている場所がずれていることはよくあるのです。だからこそ、毎日同じ場所を確かめる習慣が役に立ちます。

    なぜ、気づかないまま動いてしまうのか

    忙しい毎日の中では、体からの小さなサインは後回しにされがちです。肩が重い、呼吸が浅い、なんとなく姿勢が崩れている。どれも「まあこのくらいなら」と流してしまえる程度のサインなので、そのまま動き続けてしまいます。

    体は、崩れたまま動かすと、その崩れをかえって助長してしまいます。小さなサインの段階で気づいて整えられれば、大きな不調になる前に対応できます。逆に、気づかないまま動き続けると、いつのまにか無理を重ねている状態になります。崩れたまま動くと、かえって崩れが進む理由についても、以前の記事でお伝えしました。

    小さなサインに気づく比較図。重さや疲れを後回しにせず、一度立ち止まり今の体に合わせて動く・休む
    気づけるかどうかで、その後の体の状態は変わっていきます

    感覚は、意識しないと分からなくなる

    「自分の体の感覚くらい、自分が一番分かっているはず」と思う方も多いのですが、実はそうとも限りません。意識せずに生活していると、感覚はだんだん分からなくなっていきます。忙しさに紛れて体からのサインを無視し続けると、サインそのものに気づく力が鈍っていくのです。

    これは特別なことではなく、誰にでも起こります。たとえば、お腹の冷えやだるさも、手のひらで触れて確かめてみて初めて「思ったより冷えていた」と気づくことがあります。お腹の冷えと体のだるさ|まず手のひらで確かめるという記事でも触れましたが、感覚は「確かめてみる」という一手間があって、はじめて分かるものです。空腹感も同じで、お腹が空いた ≠ 体が欲しているでお伝えしたように、体のサインだと思っていたものが、実は習慣や気分から来ていることもあります。

    同じ人でも、その日ごとに「ちょうどいい」は変わる

    もうひとつ大事なのは、感覚に気づけたとしても、その内容は毎日同じではないということです。同じ人であっても、その日その時々で「ちょうどいい」状態は変わります。先週は軽く感じた体が、今週はなんだか重い。これは頑張りが足りないからではなく、生活のリズムや過ごし方によって、体の状態が日々変わっているからです。

    だからこそ、「これだけやっておけば大丈夫」という一律の正解を探すよりも、そのつど自分の体に「今日はどうか」を聞いてみることのほうが、実は近道になります。この点は以前の記事でも詳しくお伝えしています。今つらいところがある方も、まずは今の状態を確かめるところから始めていただけます。気になることがあれば、ご予約フォームからいつでもご相談ください。

    気づけるようになると、何が変わるか

    自分の感覚に気づけるようになると、崩れる前に手を打てるようになり、健康のことに振り回されにくくなります。不調が大きくなってから慌てて対処するのではなく、小さなサインの段階で「今日は少し休ませておこう」「今日はいつもより動いておこう」と、その日の自分に合わせて選べるようになるからです。

    メグルで通う間隔をご相談するときも、先に回数を決めるのではなく、その時々の体の状態と生活のリズムから、そのつど一緒に考えています(通う間隔は、どうやって決めているか)。ご自身の感覚に気づけるようになるほど、「今日はどうか」という判断がしやすくなります。

    これは我慢や根性の話ではありません。むしろ、日々の小さな気づきを積み重ねていくことで、無理をする場面そのものが減っていきます。結果として、旅行や趣味、家族との時間など、本当にやりたいことのために体力を使えるようになります。

    今日からできること(ひとつだけ)

    たくさんのことを一度に変える必要はありません。今日からできることは、ひとつだけで十分です。1日1回、10秒でいいので「今、肩は重いか軽いか」「呼吸は浅いか深いか」と自分に聞いてみる。それだけです。朝起きたとき、仕事の合間、寝る前など、タイミングはいつでも構いません。

    1日1回10秒だけ、朝・仕事の合間・寝る前に肩の重さや呼吸の深さを確かめる図解
    タイミングはいつでもいい。10秒、自分に聞いてみるだけでいい

    続けているうちに、少しずつ自分の「いつも」と「今日」の違いに気づけるようになっていきます。それが、健康のことに悩まされずに過ごすための、いちばん確かな一歩です。

    よくある質問

    体の声が分からないときは、どうすればいいですか?

    最初は分からなくて当たり前です。「朝と夜」「右肩と左肩」のように比べる相手をつくると、違いに気づきやすくなります。分からない日があっても、確かめたこと自体が一歩です。

    体の声を聞くと、休んでばかりになりませんか?

    体の声は「休んで」だけではありません。座りっぱなしでこわばっている日は、少し動いたほうが楽になることもあります。休むか動くかを、その日の状態で選べるようになるのがねらいです。

    体の声と、ただの気分はどう見分けますか?

    ひと息吐いて少し時間をおいても続くかどうかが目安です。急に来て、すぐ消えるものは気分や習慣のことも多いもの。空腹の見分け方はこちらの記事でまとめています。

    おわりに

    自分の感覚に気づけるようになることは、特別な訓練ではなく、日々の小さな積み重ねです。崩れが大きくなる前に気づいて整えられれば、生涯にわたって元気に、やりたいことを楽しめる体に近づいていきます。今つらいところがある方も、そうでない方も、ご自身の感覚を確かめることから始めてみてください。お体のことで気になる点があれば、こちらのフォームからお気軽にご相談ください。

    ※整体施術は医療行為ではありません。症状の診断や治癒をお約束するものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。

  • 同じ人でも、その日ごとに「ちょうどいい」は変わる|整体の効果はどのくらい持続する?何回で出る?

    同じ人でも、その日ごとに「ちょうどいい」は変わる|整体の効果はどのくらい持続する?何回で出る?

    「整体の効果って、どのくらい持続するんですか」「何回くらいで効果が出るんですか」。

    はじめての方から、よくいただく質問です。先に結論をお伝えすると、「何回で効果が出る」という回数は、最初にお約束できません。体の状態も、変化の感じ方も人それぞれで、しかも同じ人でも、その日その時々で体の「ちょうどいい」は変わるからです。

    どのくらい持続するかも同じで、「何日もつ」とは決まっていません。施術のあと軽さが続く方もいれば、数時間〜数日で「戻ったかも」と感じる方もいます。長さを左右するのは、施術の強さよりも、そのあとの過ごし方と、力が入りやすい体の癖です。

    そのかわりメグルでは、1回ごとに今の体の状態と、施術のあとの変化を一緒に確かめて、次をどうするかをそのつど考えます。これは、あなたの体が弱いからでも、頑張りが足りないからでもありません。この記事では、効果の持続を左右するものと、先に回数を決めない理由をくわしくお伝えします。

    この記事でお伝えすること

    • 整体の効果はどのくらい持続する?長さを左右するもの
    • 整体は何回で効果が出る?へのメグルの答え
    • 同じ人でも、日によって体の状態は変わること
    • 「ちょうどいい」が変わるのは、食事や睡眠でも同じであること
    • だから、最初に回数を決めてお約束していないこと
    • 自分の感覚に気づけると、振り回されなくなること

    整体の効果はどのくらい持続する? 長さを決めるのは「施術のあと」の過ごし方

    結論から言うと、整体の効果がどのくらい持続するかは、施術のあとの過ごし方と体の癖によって大きく変わります。ゆるんだ体も、また同じ姿勢・同じ力みをくり返せば、少しずつ元の張り方に戻っていきます。

    持続を短くしやすいのは、たとえばこんなときです。

    • 施術のあと、すぐに長時間座りっぱなし・スマホを見続ける
    • 集中や緊張で、上下の歯がくっついたまま(食いしばり)になっている
    • 寝不足や疲れがたまり、体が休めていない
    • つらいところだけをゆるめて、肩代わりさせている「元」が残っている

    メグルでは施術の終わりに、横になった状態だけでなく、起き上がって座ったとき・立ったときの肩や首の力の入り方まで確かめます。横になっているとゆるんでいても、起き上がった途端にいつもの力みが戻る方が少なくないからです。すぐ戻ってしまう理由は「痛いところだけ触っても戻るのはなぜ」でくわしくお伝えしています。

    なお、強い痛みやしびれが続く、日ごとに悪くなっているといった場合は、整体より先に医療機関にご相談ください。

    整体は何回で効果が出る? 回数は先に決めず、1回ごとに確かめます

    「〇回通えば大丈夫」という数字があると、安心に感じるのは自然なことです。ただ、変化のあらわれ方は、今の体の状態や生活のリズムによって一人ひとり違います。施術のあとすぐに軽さを感じることもあれば、数日たってから「そういえば楽かも」と気づくこともあります。

    先に回数を決めてしまうと、体が変わっていても「あと〇回あるから」と通い続けたり、逆に数字どおりにいかないと「自分の体はダメなのかも」と焦ったりしがちです。どちらも、今の体を見ていない状態です。

    だからメグルでは、毎回その日の体を手で触れて確かめ、施術のあとにどう変わったかを、ご自身の感覚とあわせて一緒に確かめます。そのうえで「次はどうするか」を考えます。見るのは回数ではなく、1回ごとの体の変化です。通う間隔の考え方は「通う間隔は、どうやって決めているか」でお伝えしています。

    同じ人でも、「ちょうどいい」は毎回変わる

    睡眠の量、その日の疲れ方、気温や気圧、座っていた時間。体の状態を左右する要素は、日々少しずつ違います。だから同じ人であっても、今日ちょうどいい状態と、来月ちょうどいい状態は同じではありません。

    「前回は3回でよくなったから、今回も3回で」とあらかじめ決めてしまうと、実際の体の状態とずれてしまうことがあります。崩れたまま動くとかえって崩れが進むのと同じで、その時々の状態に合わせることが、遠回りに見えて一番近道です。

    回数よりも今日の状態。先に回数を決める場合と、そのつど体の状態を確かめて考える場合の比較図
    大事なのは回数ではなく、そのつど状態を確かめることです

    食事や睡眠でも、同じことが起きている

    これは体の調整に限った話ではありません。食事の適量も、日によって違います。よく動いた日と、座りっぱなしだった日とでは、体が欲する量は同じではないはずです。

    睡眠も同じです。必要な睡眠の時間や質は、季節や日々の過ごし方によって変わります。「8時間眠ればいい」と一律に決めても、その日の体には合わないことがあります。眠りは「時間」だけじゃないで詳しくお伝えしていますが、体の「ちょうどいい」は、いつも同じ数字では測れないのです。

    だから、先に回数を決めてお約束しない

    メグルでは、最初に「〇回通ってください」と回数を決めてお約束することはしていません。お身体の状態も、生活のリズムも人それぞれで、しかも同じ方でも毎回変わるからです。

    施術のときに何を確かめているかは「メグルでは何を見ているのか」でもお伝えしていますが、大事なのは回数そのものより、そのつど今の状態を一緒に確かめることです。

    「今日の自分にちょうどいい」がわからず、なんとなく我慢してしまっている方へ。今の体の状態を一緒に確かめながら、無理のないペースを探していきます。今つらいところがある方も、ぜひご相談ください。

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    体のケア・食事・睡眠のちょうどいいは毎日同じではない。今の状態、空腹感や満足感、眠気や休めた感覚を確かめる図解
    体の調整も、食事も、睡眠も、同じ理由で毎回変わります

    自分の感覚に気づけると、振り回されなくなる

    意識せずに生活していると、体の変化には気づきにくいものです。「今日は軽いか、重いか」を自分で感じ取れるようになると、その日ごとの体に合わせて動けるようになります。この感覚の育て方は「自分の感覚に気づけると、健康に振り回されなくなる」でも詳しくお伝えしています。

    これは、決められたルールに従うより自由なことです。今日の自分の状態がわかれば、無理に頑張る日と休む日を、自分で選べるようになるからです。

    今日からできること(ひとつだけ)

    今日の体の調子を、寝る前にひとこと言葉にしてみる。

    「軽い」「重い」「スッキリ」「まだ張ってる」、どれでも構いません。
    言葉にする習慣が、自分の「ちょうどいい」に気づく第一歩になります。

    よくある質問

    整体の効果は、何日後に出るものですか?

    施術のすぐあとに軽さを感じる方もいれば、1〜2日たってから「そういえば楽かも」と気づく方もいます。何日後と決まってはいないので、寝る前にその日の体の調子をひとこと言葉にしておくと、変化に気づきやすくなります。

    数日で戻ってしまうのは、効果がないということですか?

    そうとは限りません。ゆるんだあとに同じ姿勢や力みをくり返すと、体はまた同じところで張りやすくなります。戻りやすいときは、つらいところより先に、肩代わりさせている「元」が残っていないかを一緒に確かめていきます。

    効果を長持ちさせるために、自分でできることはありますか?

    いちばん手軽なのは、座りっぱなしの合間に立ち上がることと、気づいたときに歯を離して息を吐くことです。がんばって続けるより、「思い出したときに1回」で十分です。

    まとめ

    • 効果の持続は、施術のあとの過ごし方と体の癖で変わる
    • 同じ人でも、日によって体の状態は変わる
    • 「ちょうどいい」が変わるのは食事や睡眠でも同じ
    • だから、最初に回数を決めてお約束しない
    • 自分の感覚に気づけると、振り回されなくなる

    その日ごとの「ちょうどいい」に気づけるようになることは、すぐ戻る張りをくり返さない体づくりの入口でもあります。そしてそれは、健康のことに悩まされず、行きたいところへ行けて、やりたいことができる体でいるための、いちばん確かな土台です。

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  • 痛いところだけ触っても戻るのはなぜ|肩こりがマッサージや整体ですぐ戻る理由と、全体と局所の見方

    痛いところだけ触っても戻るのはなぜ|肩こりがマッサージや整体ですぐ戻る理由と、全体と局所の見方

    肩をもむ。その時は楽になる。

    けれど、次の日にはもう戻っている。また同じところをもむ。またしばらくすると戻る。この繰り返しに、心当たりはありませんか。

    もんだことが無駄なのではありません。ただ、触っている場所が「つらいところ」だけになっているのかもしれません。

    肩こりがマッサージや整体のあとすぐ戻るのは、肩が「原因」ではなく「結果」として張っていることが多いからです。呼吸や顎まわり、股関節など別の場所がうまく動いていないと、その分を肩が肩代わりし続けます。元が残っている限り、ゆるめても同じところにまた負担が集まります。戻りにくくする近道は、もむ強さを上げることではなく、肩代わりさせている元に気づくことです。この記事では、その仕組みと、メグルでの見方、ご自身でできる確かめ方をお伝えします。

    この記事でお伝えすること

    • つらいところは、結果として張っていることがあります
    • 力が抜けていない場所は、別のところにあることも多いです
    • だから、局所だけをゆるめてもまた同じところに戻ってきます
    • メグルでは全体を見てから、局所を見ます
    • 自分でも、触る前に確かめることができます
    • 戻りにくくするには、もむ強さより「元」に気づくことが近道です

    肩こりがマッサージや整体ですぐ戻るのはなぜ? 肩は「結果」として張っていることが多い

    体は、つながって動いています。どこか一か所が動きにくくなると、その分をどこかが肩代わりします。

    肩代わりした側は、余計に働くことになります。働きすぎたところが、張ってくる。つまり、つらくなっている場所は「がんばらされている側」であることが多いのです。

    そこをゆるめると、その場は楽になります。でも、肩代わりさせている元が残っていれば、また同じように働かされます。だから戻ります。

    施術をしていてよくあるのは、「肩がつらい」とおっしゃる方ほど、ご自身では気づいていない場所に力が入ったままになっていることです。メグルでは、つらいところをゆるめたあとに、もう一度全体を確かめて「戻りやすい元」が残っていないかを見ます。すぐ戻ってしまうのは、あなたの体が悪いからでも、施術が無駄だったからでもありません。

    つらい場所と体全体、両方を見る。どこが・いつ・どんなときにつらいかと、呼吸・姿勢・動かしやすさを確かめる
    つらいところは、がんばらされている側であることが多いのです

    すぐ戻る理由には、もうひとつあります。長年の体の使い方のクセを、脳が「これが普通」と覚えていることです。1分弱の動画でお話ししています。

    続きの動画では、戻りやすい人に多い「顔と動きの左右差」をお話ししています。鏡で確かめてみてください。

    さらに続きでは、脳を変えるための「刺激」の入れ方(目の動き・匂い・音・光)をお話ししています。

    番外編として、痛い状態が長く続くと、脳がそれを「ふつう」だと覚えてしまうお話もしています。

    全体を見てから、局所を見る

    メグルでは、いきなりつらいところを触りません。まず全体を見て、それから局所を見ます。

    順番には理由があります。

    • 全体を見ると、どこが動いていないか、どこが肩代わりしているかが分かります
    • 局所だけを見ると、張っていることは分かっても、その理由までは分かりません

    どちらか一方ではなく、両方を抜かりなく見ることが大事だと考えています。全体だけでも、局所だけでも足りません。

    たとえば、こんなことがあります

    実際によくある組み合わせを挙げてみます。

    • 肩が張っているけれど、力が抜けていないのは顎まわりだった
    • 腰が重いけれど、息が浅くて肋骨が動いていなかった
    • 首がつらいけれど、実は股関節が固まっていて上半身で釣り合いを取っていた

    顎の例については、肩こりと頭痛が一緒に来る人へでくわしく書いています。

    どれも、つらい場所と、力が抜けていない場所が違います。ご自身では、なかなか結びつかない組み合わせだと思います。力を抜くこと自体については、「姿勢を正す」より先に、力を抜くでもくわしく書いています。

    つらい場所のほかにも目を向ける。肩ならあごまわり、腰なら呼吸や胸まわり、首なら股関節や全身の動きも確認する一例
    つらい場所と、力が抜けていない場所は違います

    「もんでも戻る」が続いている方へ。つらいところが悪いわけではないので、そこを責めても変わりません。どこが肩代わりしているのかを、一緒に確かめるところから始めます。今つらいところがある方も、まずはお気軽にご相談ください。

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    自分でも「触る前に確かめる」ことはできます

    つらいところに手が伸びたら、もむ前に一度だけ、体全体を確かめてみてください。

    1. 大きく息を吸って、吐く/吸いにくいところ、動いていない感じはありませんか
    2. ゆっくり左右を向く/向きやすい側と、向きにくい側はありませんか
    3. 体を左右に傾ける/どちらかが倒しにくくありませんか

    左右で差があったら、つらいところ以外にも、動いていない場所があるということです。

    気づけただけで十分です。無理に直そうとしないでください。力を入れて動かすと、整えてから動かすで書いたとおり、崩れの方が進みます。

    今日からできること(ひとつだけ)

    もむ前に、ひと呼吸して全体を確かめる。

    肩に手が行ったら、その前に一度、大きく息を吸って吐く。
    それだけで、触る場所が変わることがあります。

    よくある質問

    Q. 肩こりがすぐ戻るのは、もみ方が弱いからですか?

    強さの問題ではないことが多いです。強くもむとその場はすっきりしても、肩代わりさせている元が残っていれば、戻りやすいのは同じです。痛いほどの強さだと、体がかえって身構えて力が入ることもあります。

    Q. ほぐしても肩こりが楽にならないときは、どうしたらいいですか?

    肩以外の場所に目を向けてみてください。息が浅くなっていないか、上下の歯がくっついていないか、座りっぱなしが続いていないかを確かめると、手がかりが見つかることがあります(座りっぱなしの日の、1分リセットもどうぞ)。手のしびれや力の入りにくさ、強い頭痛をともなう場合は、まず医療機関にご相談ください。

    Q. 戻りにくくするには、ずっと通い続けるしかないですか?

    通い続けること自体が目的ではありません。肩代わりの元に気づいて、日常でも力を抜けるようになってくると、間をあけても戻りにくくなっていきます。間隔の考え方は通う間隔は、どうやって決めているかでお伝えしています。

    まとめ

    • つらいところは、がんばらされている側であることが多い
    • 肩代わりさせている元が残っていれば、また同じところに戻る
    • だから全体を見てから、局所を見る。どちらか一方では足りない
    • 自分でも、息・向き・傾きで左右差を確かめられる
    • 気づくだけで十分。無理に直そうとしない
    • 肩こりを戻りにくくする近道は、強くもむことより元に気づくこと

    すぐ戻る肩こりを、くり返さない体へ。同じところを何年ももみ続けなくてよくなること。それが「健康のことに悩まされない」ということだと思っています。行きたいところへ行けて、やりたいことができる体でいるために。

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    ※整体施術は医療行為ではありません。症状の診断や治癒をお約束するものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。

  • 整えてから動かす|ストレッチと整体の違いは?筋トレとどっちが先かの順番

    整えてから動かす|ストレッチと整体の違いは?筋トレとどっちが先かの順番

    「体にいいと聞いてストレッチを始めたら、かえって腰が張った」
    「運動不足を解消しようと歩いたら、翌日ひざが痛くなった」

    こういう経験、ありませんか。

    がんばったのに、なぜか裏目に出る。これは、意志や努力の問題ではありません。ほとんどの場合、順番の問題です。

    「ストレッチと整体の違いは? どっちがいいの?」という疑問も、答えは同じところにあります。ストレッチは、自分で筋肉を伸ばすこと。整体は、伸ばす前の体の力みや偏りを全体から確かめて整えること。どちらか一方を選ぶものではなく、整体で整えて、ストレッチで保つ。この順番で組み合わせると、ストレッチが効いてほしいところに届きやすくなります。

    筋トレも同じです。「整体と筋トレ、どっちが先?」と聞かれたら、メグルの答えは「整えるのが先、鍛えるのはそのあと」です。力みや偏りが残ったまま負荷をかけると、使いやすいところばかりが働いて、鍛えたいところより別のところが張りやすくなるからです。

    この記事でお伝えすること

    • ストレッチと整体の違いは「自分で伸ばす」か「伸ばす前の状態を整える」か。どっちかではなく組み合わせる
    • 整体と筋トレは「整えてから鍛える」の順番。同じ日なら、施術のあとは軽めに
    • 体に偏りがあるまま動かすと、その偏りの方向に力がかかり続けます
    • だから順番は「整えてから動かす」
    • 「整える」は特別なことではなく、力を抜くこと・偏りに気づくこと
    • 整った状態で毎日を過ごせれば、普段の動作そのものが積み重ねになります

    ストレッチと整体の違いは? どっちが先かは「整えてから鍛える」

    まず、ストレッチと整体の違いを整理しておきます。

    • ストレッチ:自分で、伸ばしたい筋肉を伸ばす。毎日、好きなときにできるのが強み
    • 整体:どこに力が入りっぱなしか、どちらに偏っているかを全体から確かめて、力が抜ける状態をつくる

    ストレッチは「伸ばす」こと、整体は「伸ばす前の土台を整える」こと、と考えると分かりやすいと思います。肩に力が入ったまま伸ばしても、力んでいるところはなかなか伸びてくれません。だから「どっちがいいか」ではなく、「どの順番で使うか」が大事です。

    ストレッチも筋トレも、結論から言うと、先に整えて、そのあとに鍛えるのがおすすめです。

    肩がすくんだまま、腰を反らせたままで負荷をかけると、体は「いま使いやすいところ」で重さを受け止めようとします。すると、鍛えたい筋肉より先に、もともと力が入っている肩や首、腰が張ってしまう。がんばった分だけ、偏りのほうが強くなってしまうことがあります。

    メグルで体を見ていると、筋トレを習慣にしている方ほど、肩や首、あごまわりに力が入りっぱなしになっていることが少なくありません。ご本人は「鍛えているから固いのは当たり前」と思っていることも多いのですが、ゆるめてから同じ動きをすると、効いてほしいところに入りやすくなったと感じる方もいます。

    整体と筋トレを組み合わせるときの目安は、次のとおりです。

    • 同じ日なら、整体のあとは軽めに。重い負荷の筋トレより、散歩や軽いストレッチくらいにして、ゆるんだ状態に体がなじむ時間をとる
    • 筋トレを再開するのは、次の日以降に。いつもより軽めの重さから始めて、肩や首に力が戻ってこないかを確かめながら
    • ふだんの筋トレの前にも「ひと呼吸」。始める前に息を吐いて肩を下ろすだけでも、力みに気づくきっかけになります(やり方は下の「今日からできること」で紹介しています)

    なお、しびれや鋭い痛みがあるときは、筋トレも整体も無理をせず、まず医療機関にご相談ください。

    この「整えてから鍛える」という順番は、自律神経の話にも通じます。くわしくは自律神経も、整えてから鍛えるで書いています。

    崩れたまま動かすと、崩れの方が進んでしまう

    体は、左右まったく同じようには使われていません。利き手があり、荷物を持つ側があり、脚を組むときの上下があります。長い時間をかけて、少しずつ偏りができていきます。

    その状態のまま動かすと、どうなるか。力は、通りやすいところを通ります。つまり、もともと使えている側がさらに使われ、使えていない側はますます出番がなくなります。

    車のタイヤに例えると分かりやすいかもしれません。向きがずれたまま走り続ければ、走った分だけ片減りが進みます。整備してから走れば、同じ距離を走っても減り方が違います。

    「運動したのに調子が悪い」という方は、運動が悪いのではなく、順番が逆だったというだけのことが多いです。

    「痛いところだけをほぐしても、しばらくすると戻ってしまう」というのも、同じ理由からくることがあります。そのあたりは痛いところだけ触っても戻るのはなぜ|全体と局所でくわしく書いています。

    がんばる前に体の様子を確かめる。力みに気づかずがんばる場合と、いったん力をゆるめて楽に動ける範囲から始める場合の比較
    同じ動きでも、整えてからかどうかで積み上がる方向が変わります

    「整える」は、力を入れることではありません

    「整える」と聞くと、正しい姿勢を作る、体幹を鍛える、といったことを思い浮かべる方が多いのですが、それは少し先の話です。

    • まず、余分な力を抜く
    • 次に、自分がどちらに偏っているかに気づく
    • そのうえで、動かす

    足し算の前に、引き算です。力んだまま「もっとしっかり」と重ねていくと、元々こわばっているところがさらにこわばります。抜いてから足す。この順番だけで、同じ運動でも体の使われ方が変わります。

    姿勢についても同じことが言えます。くわしくは「姿勢を正す」より先に、力を抜くをご覧ください。

    整えるための3つの視点。余分な力を抜く・体の感じに気づく・無理なく動かす。足し算の前にいったん引き算
    引き算がさき。抜いてから足すと、同じ動きでも使われ方が変わります

    今つらいところがある方も、同じです。まずそこに向き合って、力が抜ける状態をつくる。その先で、動かしていく。「予防のためだけの場所」ではありませんので、痛みや張りがある状態でもご相談ください。

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    整った状態で過ごせると、毎日が積み重ねになる

    ここが、いちばんお伝えしたいところです。

    「整えてから動かす」を、一度やって終わりにするのではなく、整った状態のまま日常を過ごす。すると、歩く・立つ・座るという普段の動作が、そのまま「整えてから動かす」を繰り返していることになります。

    特別な運動の時間を作らなくても、毎日がそのまま積み重ねになる。メグルが「がんばらなくていい」とお伝えしているのは、こういう理屈です。

    デスクワークが続く日など、途中で一度リセットしておくとこの積み重ねが保ちやすくなります。やり方は座りっぱなしの日の、1分リセットにまとめました。

    逆に言えば、崩れたまま毎日を過ごしていると、その毎日もまた積み重なっていきます。どちらに積み上がっていくかの違いです。

    今日からできること(ひとつだけ)

    たくさんお伝えしても続かないことを、これまでの現場で何度も見てきました。ですので、ひとつだけです。

    動き出す前に、一度、力を抜く。

    立ち上がる前。歩き出す前。ストレッチを始める前。
    息をゆっくり吐いて、肩を下ろす。それだけで構いません。

    たった数秒ですが、「力が入っていたことに気づく」ことがそのまま整えることになります。気づかないうちに入っている力は、抜きようがありません。まず気づく。そこからです。

    動き出す前のひと呼吸。ゆっくり息を吐く・肩の力をゆるめる・小さく動き始める
    数秒で終わります。動き出す前の、この3つだけ

    よくある質問

    Q. 整体のあと、運動はいつからしていいですか?

    散歩や軽いストレッチなら、当日でも構いません。重い負荷の筋トレや激しい運動は、次の日以降に、いつもより軽めから始めるのがおすすめです。ゆるんだ状態に体がなじむ時間をとるためです。

    Q. 自分でストレッチをしていれば、整体は要りませんか?

    ストレッチで楽に過ごせているなら、それがいちばんです。ただ、伸ばしてもすぐ張りが戻る、いつも同じところばかりつらいという場合は、伸ばす前の力みや偏りが残っていることがあります。そのときは一度、全体を確かめてみる価値があります。

    Q. ストレッチでかえって痛くなるのはなぜですか?

    力が入ったまま、反動や勢いで伸ばしていることが多いです。始める前に息を吐いて肩を下ろし、気持ちいいと感じる手前で止めてみてください。痛みが続くときは無理をせず、医療機関にご相談ください。

    まとめ

    • ストレッチは自分で伸ばすこと、整体は伸ばす前の状態を整えること。組み合わせて使う
    • 崩れたまま動かすと、崩れの方が進む
    • 順番は「整えてから動かす」
    • 整えるとは、力を抜くこと・偏りに気づくこと。足し算の前に引き算
    • 整った状態で過ごせれば、普段の毎日がそのまま積み重ねになる

    この「整えてから」という順番は、体の動きだけの話ではありません。自律神経についても同じことが言えます。自律神経も、整えてから鍛えるもあわせてどうぞ。

    行きたいところへ行けて、やりたいことができる。20年後も30年後も、それが続いている。そのために必要なのは、がんばる量ではなく、順番です。

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    今つらいところがある方も、整えておきたいという方も承っています。

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    初回お試し(30分)¥2,980 / 整体(60分)¥10,000

    ※整体施術は医療行為ではありません。症状の診断や治癒をお約束するものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。