肩をもむ。その時は楽になる。
けれど、次の日にはもう戻っている。また同じところをもむ。またしばらくすると戻る。この繰り返しに、心当たりはありませんか。
もんだことが無駄なのではありません。ただ、触っている場所が「つらいところ」だけになっているのかもしれません。
肩こりがマッサージや整体のあとすぐ戻るのは、肩が「原因」ではなく「結果」として張っていることが多いからです。呼吸や顎まわり、股関節など別の場所がうまく動いていないと、その分を肩が肩代わりし続けます。元が残っている限り、ゆるめても同じところにまた負担が集まります。戻りにくくする近道は、もむ強さを上げることではなく、肩代わりさせている元に気づくことです。この記事では、その仕組みと、メグルでの見方、ご自身でできる確かめ方をお伝えします。
この記事でお伝えすること
- つらいところは、結果として張っていることがあります
- 力が抜けていない場所は、別のところにあることも多いです
- だから、局所だけをゆるめてもまた同じところに戻ってきます
- メグルでは全体を見てから、局所を見ます
- 自分でも、触る前に確かめることができます
- 戻りにくくするには、もむ強さより「元」に気づくことが近道です
肩こりがマッサージや整体ですぐ戻るのはなぜ? 肩は「結果」として張っていることが多い
体は、つながって動いています。どこか一か所が動きにくくなると、その分をどこかが肩代わりします。
肩代わりした側は、余計に働くことになります。働きすぎたところが、張ってくる。つまり、つらくなっている場所は「がんばらされている側」であることが多いのです。
そこをゆるめると、その場は楽になります。でも、肩代わりさせている元が残っていれば、また同じように働かされます。だから戻ります。
施術をしていてよくあるのは、「肩がつらい」とおっしゃる方ほど、ご自身では気づいていない場所に力が入ったままになっていることです。メグルでは、つらいところをゆるめたあとに、もう一度全体を確かめて「戻りやすい元」が残っていないかを見ます。すぐ戻ってしまうのは、あなたの体が悪いからでも、施術が無駄だったからでもありません。

すぐ戻る理由には、もうひとつあります。長年の体の使い方のクセを、脳が「これが普通」と覚えていることです。1分弱の動画でお話ししています。
続きの動画では、戻りやすい人に多い「顔と動きの左右差」をお話ししています。鏡で確かめてみてください。
さらに続きでは、脳を変えるための「刺激」の入れ方(目の動き・匂い・音・光)をお話ししています。
番外編として、痛い状態が長く続くと、脳がそれを「ふつう」だと覚えてしまうお話もしています。
全体を見てから、局所を見る
メグルでは、いきなりつらいところを触りません。まず全体を見て、それから局所を見ます。
順番には理由があります。
- 全体を見ると、どこが動いていないか、どこが肩代わりしているかが分かります
- 局所だけを見ると、張っていることは分かっても、その理由までは分かりません
どちらか一方ではなく、両方を抜かりなく見ることが大事だと考えています。全体だけでも、局所だけでも足りません。
たとえば、こんなことがあります
実際によくある組み合わせを挙げてみます。
- 肩が張っているけれど、力が抜けていないのは顎まわりだった
- 腰が重いけれど、息が浅くて肋骨が動いていなかった
- 首がつらいけれど、実は股関節が固まっていて上半身で釣り合いを取っていた
顎の例については、肩こりと頭痛が一緒に来る人へでくわしく書いています。
どれも、つらい場所と、力が抜けていない場所が違います。ご自身では、なかなか結びつかない組み合わせだと思います。力を抜くこと自体については、「姿勢を正す」より先に、力を抜くでもくわしく書いています。

「もんでも戻る」が続いている方へ。つらいところが悪いわけではないので、そこを責めても変わりません。どこが肩代わりしているのかを、一緒に確かめるところから始めます。今つらいところがある方も、まずはお気軽にご相談ください。
自分でも「触る前に確かめる」ことはできます
つらいところに手が伸びたら、もむ前に一度だけ、体全体を確かめてみてください。
- 大きく息を吸って、吐く/吸いにくいところ、動いていない感じはありませんか
- ゆっくり左右を向く/向きやすい側と、向きにくい側はありませんか
- 体を左右に傾ける/どちらかが倒しにくくありませんか
左右で差があったら、つらいところ以外にも、動いていない場所があるということです。
気づけただけで十分です。無理に直そうとしないでください。力を入れて動かすと、整えてから動かすで書いたとおり、崩れの方が進みます。
今日からできること(ひとつだけ)
もむ前に、ひと呼吸して全体を確かめる。
肩に手が行ったら、その前に一度、大きく息を吸って吐く。
それだけで、触る場所が変わることがあります。
よくある質問
Q. 肩こりがすぐ戻るのは、もみ方が弱いからですか?
強さの問題ではないことが多いです。強くもむとその場はすっきりしても、肩代わりさせている元が残っていれば、戻りやすいのは同じです。痛いほどの強さだと、体がかえって身構えて力が入ることもあります。
Q. ほぐしても肩こりが楽にならないときは、どうしたらいいですか?
肩以外の場所に目を向けてみてください。息が浅くなっていないか、上下の歯がくっついていないか、座りっぱなしが続いていないかを確かめると、手がかりが見つかることがあります(座りっぱなしの日の、1分リセットもどうぞ)。手のしびれや力の入りにくさ、強い頭痛をともなう場合は、まず医療機関にご相談ください。
Q. 戻りにくくするには、ずっと通い続けるしかないですか?
通い続けること自体が目的ではありません。肩代わりの元に気づいて、日常でも力を抜けるようになってくると、間をあけても戻りにくくなっていきます。間隔の考え方は通う間隔は、どうやって決めているかでお伝えしています。
まとめ
- つらいところは、がんばらされている側であることが多い
- 肩代わりさせている元が残っていれば、また同じところに戻る
- だから全体を見てから、局所を見る。どちらか一方では足りない
- 自分でも、息・向き・傾きで左右差を確かめられる
- 気づくだけで十分。無理に直そうとしない
- 肩こりを戻りにくくする近道は、強くもむことより元に気づくこと
すぐ戻る肩こりを、くり返さない体へ。同じところを何年ももみ続けなくてよくなること。それが「健康のことに悩まされない」ということだと思っています。行きたいところへ行けて、やりたいことができる体でいるために。
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北九州市小倉・小倉駅から徒歩圏内/完全予約制
今つらいところがある方も、整えておきたいという方も承っています。
初回お試し(30分)¥2,980 / 整体(60分)¥10,000
※整体施術は医療行為ではありません。症状の診断や治癒をお約束するものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
